こないだ両親と3人で話してて。
そろそろ、結婚して30年ぐらい経つんじゃないかと思って。
そうだったら、何かお祝いとかしてあげたい。
今何年目?!とか聞くと、両親たちも曖昧。
母が父に、だって今までなーんもくれたことないもんね。という。
あたしはいろんな国に出かけるけど、両親はアメリカぐらいしかいったことがない。
父と母、2人だけでの旅は私や弟が生まれてからいったことがない。
もううちらも、大きいんだから2人で行ってくればいいのに。って
うちら子供は言うけど・・・・。
あたしが、
『ママたち、ヨーロッパとかいけばいいじゃん。お金ためて。』というと。
ねぇ・・・・。とかいってたけれど。
父が隣に座ってる母に
『俺が60になったら、連れてってやる!!』って強く言った。
その母の顔がニコッとなんだか照れてるようで、私はその姿をみていて
なんともいえないほど嬉しかった。
そのあと、ちょっとした沈黙が流れた。居心地がいい。
ほほえましかった。その瞬間が。
なんか味わったことのない感覚だった。
連れてってやる!!その言い方がなんだかよかった。
実現するのかどうかなんて、わからないけれど・・・・。よかったんだ。
親孝行とかよくわからないけれど、
あたしも社会人だし、なんだか喜ばせることをしていきたいなって思った。
最近、よく家族そろって夕食を食べる。
学生時代はバイトしたりで、家族全員揃うなんてナイに等しかった。
別に、そろったからといって、すっごい話したりはしないのだけど、
でもなんだか、あたし最近このごはんの時間が好きだな・・・と思える。
テレビをみながら、あーだこーだいったり。
他愛もない話をするだけだけど。
土日家にいたりすると、
どっかいこーーよーーーと、親が誘ってくる。
いやだ、今日は家にいる!2人でどっかいってくればいいでしょと私が言い張ると、
友達とは遊ぶのに、ママたちとは遊んでくれないもんねぇ。とすねる母。
なんだかカワイイ。
いろいろあったせいか、
なんだか、好き。家族の絆みたいなのが深まった気がする。
もう悲しい顔はみたくない。